アイボリーの文字盤に青色の針が気に入ったので、久しぶりに腕時計を購入した。
2016年秋に市場に出回り始めた頃から、とても気になっていた製品。
オリエントの欧州向けラインナップのバンビーノSAC00009N0 は、安価な機械式時計で高級感こそないものの、アンティーク感が非常に強く個性的である。

愛着の湧くレトロなデザイン
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青色の針は、見る角度や光の具合によって、黒色に近い藍色に見えたり、のっぺりとしたブルーに見えたり、美しい瑠璃色に輝いたりする。微妙に色が変わる針は、優雅で趣があり、清少納言が見たら「いとあはれなり」となるかもしれない。

バンビーノにはバリエーションが多くあるが、その中でも SAC00009N0 は時代を超越したデザインで、クラシックテイスト好きにはたまらない逸品だと思う。

ブルーハンズが美しい
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ドーム型に膨らんだ風防と、それに合わせてカーブする文字盤や曲げ針、リューズの形状等、アンティークをとことん狙ったレトロデザインで、趣味性が非常に高い。
ここまで懐古主義に徹した上質な時計を安価で作ってくれるのはオリエントだけであろう。

曲げ針
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アイボリーの文字盤が好きなのだが、この時計は一般的にはクリームイエローとでも言うのだろうか、黄色味が少し強いアイボリーである。こういう色の文字盤を持つ腕時計が欲しかったので大変気に入ってしまった。

ローマン数字のインデックスはアップライト
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ブルーの針は安い商品なので青焼きではなく塗装されたものだろうが、オーセンティックな雰囲気を醸し出す。
オリエントの安い製品は決まって針が短いのだが、この製品は少し内側に目盛があるため、分針と秒針がしっかりと目盛に届いている点が良い。

意匠を凝らしたデザインと価格の安さがオリエント時計の魅力
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機械式ムーブメントはオリエント自社製の Cal F6724 で、この個体の日差は+11秒と問題の無いレベルで、+11秒なら+11秒でピタッと安定していて、2日で+22秒。
Cal F6724 の能力は極めて高く、調整次第で+1秒以内で稼働させることも可能であるので、時間のある時に+5秒以内に調整しようと思う。
手巻きとハック機能が付いているのもありがたい。
ローターの音が軽く安っぽい感じであるが、巻き上げ効率は非常に良い。

正面から見た針は藍色
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風防がサファイアなら最高なのだが、ボックス型でコストがかかるから仕方がない。
ドーム型の風防の立ち上がり部が、ボンベ状に膨らむ文字盤の内側目盛の円ラインと重なるように作られており、ケースも含めて円形の美しさ感じさせてくれるデザインとなっている。

光の当たり方により青色に輝く針
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オリエントは価格破壊をこっそりしている良心的なメーカーだと思う。
オリエントのバンビーノはバリエーションが多く、それぞれが魅力的なだけでなく安価であることから、何本も欲しくなってしまう危険な時計である。

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時代に逆行したデザインの SAC00009N0 を着用していると、そこはかとなく優雅な気持ちになり、この時計1本あればそれでいいじゃないか思わされてしまう。
この製品を買える内にもう1本購入して保管しておきたい!と思える位にお気に入りの腕時計となった。
オリエントに仕掛けられた罠にハマったか・・・笑