現行品である SACM171 と SACM150 は、歴代ドルチェの中で最高傑作だと思う。
ただ、どうしても気に入らない点がある。

SACM171
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年差時計であり、無駄が一切なく普遍的とも言える端正なデザイン、これは本当に素晴らしい時計だと思う。

但し、気に入らない点がある。
それはベルトの幅が細く(特に尾錠側)レディースに見えてしまうこと。
更に純正の本ワニ革ベルトは薄くチープなもの。
ベルトは交換したほうが良いだろう。

上の写真はセイコー純正のリザード(トカゲ)革ベルトに交換しているもの。ただセイコー純正のベルトは尾錠部の幅が14ミリと細過ぎて、大きい時計が流行してベルトも幅広が多い昨今ではレディースのようである。
そもそもラグ幅が17ミリしかないので、尾錠側がどうしても細くなってしまう。
尾錠側も同じ17ミリは少ないだろうが、16ミリのものは探せば見つかる。16ミリでもまだ細いのだが、レディースっぽさを脱却できるぎりぎりのサイズだと思う。

ネットで見つけて購入した 時計側17ミリ・尾錠側16ミリのクロコ竹府型押し牛革ベルト。
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盛り芯の厚みがあるステッチ入りで、幅広の遊冠が付いている。

SACM150
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SACM171 と色違いの時計である SACM150 のベルトを上のものに交換してみた。

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時計側と尾錠側の幅が1ミリしか違わないので、セイコー純正のベルトに比べ幅広に見える。
レディースっぽさがなくなり、メンズとして恥ずかしくない最低ラインは確保できたと思う。

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尾錠側14ミリは完全にアウトだったが、16ミリにしたことで幾分見栄えが良くなり欠点を解消できた。


このシリーズの最大のネガティブはベルト幅であるが、他にダメな点は電池寿命の短さで、公表値では3年となっていて、短命すぎることはないが5年は欲しいところだ。また、SACM171のほうはダイヤシールドというコーティングが施されていて、これが弱くてすぐに傷が付く。コーティングが無ければ磨いて浅い傷は落とせるのだが、コーティングがあるため磨けない。
SACM171はメイン時計にしたいくらいに素晴らしいのだが、3つのネガティブを許容できず手放すことになった惜しい時計である。
最後に、小生は経験していないが、この時計は裏蓋が外れて落ちやすいとのレビューが複数見受けられるので注意を要する。