腕や手に物を着けるのが嫌いで、ブレスレットはもとより指輪はしないし、腕時計も家に帰ったら真っ先に外す。

部屋や教室・職場には時計があるし、駅などの街中にも時計はある。車の運転中は車の時計があるし、何より必ず携帯しているスマホには正確な時計が付いている。

日常で腕時計が無くてもそれほど困ることはないので、オワコンのような気がしないでもない。

しかし、腕時計は決してオワコンではなく、特に仕事では必需品だと思う。

時間を知りたい時にスマホを取り出したりすると、お客との時間が一瞬途切れてしまうし、スマホを見る行為はスマートでなく何より相手に失礼だと思う。時計を見ていると悟られないように、さりげなく腕時計で時刻の確認をするのがマナーだろう。

交渉相手のビジネスマンが腕時計を着けていなかったら、ちゃんとしていない人のような印象を持たれると思う。スマホで時間を確認されたら、いかにも仕事ができなさそうな人に感じる。

仕事上において客観的のみならず主観的にも、腕時計をしていないとテンションが上がらないような気もする。

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時間を知るために周りにある時計を探したり人に時間を聞いたりするというのは、自立した責任感のある人間には見えないような気もする。
ビジネスの場ではスーツやネクタイ・革靴と同じような意義があり、スーツを着ないと仕事に支障が出るわけではないが、相手がワイシャツの下に着ているロゴ入りのTシャツが透けて見えていたらどうだろうか。ベルトをしていなかったら、スニーカーを履いていたらどうだろうか?
ネクタイって、なんの意味があるのか分からないし、ノーネクタイでも仕事そのものの質は変わらない。
腕時計も同じで、腕時計をしていなくても仕事はできるが、腕時計をしている人の方が、「きちんと」感が出る。
仕事においての信頼という観点では、警察官や自衛官、パイロットやCAの制服も同じようなものだろう。

年相応というものもあるだろう。
40代、50代の上司である課長や部長が腕時計をしていなかったり、数百円の安っぽい腕時計をしていたら部下はどう感じるだろうか。
ビジネスはフォーマルの世界なので気を配るようにすべきだろう。

ビジネスは全て相手のためであるという基本のもと、大多数の社会人は個性的であってはいけない。
ルールや慣習を理解し、守っていける人だとアピールしなければいけない。
社会人が腕時計を着ける理由は、「社会人は腕時計は着けるものだと決まっているから」としか言えない。

結論として、社会人は腕時計を着けるべきだと思う。

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まともな人なら会議中にスマホを取り出すことはしないだろう。
学生も授業中にスマホを取り出して見るのは、教師や講師を前にしている場合は印象が良くないだろう。
葬式の最中にスマホを取り出すのも印象が悪いだろう。

時間をスマホで見ても良いのだが、〝所作の品”という意味でも腕時計がいいだろう。


「スマホがあるし周りに時計がいくらでもあるから腕時計は必要ない」と普段言っている人に、「今何時?」と聞かれることがある、腕を掴まれて時計を見られるケースもあるかもしれない。
時間を聞かれるのは鬱陶しいし、その人にとっては自分は「周りにある時計」の一部なんだと思うとあまり良い気がしない。

いちいちスマホを取り出さなくても良いし、街のあちこちに時計はあっても、見たい瞬間に必ず視界にある訳でもなく、なくてもどうにかなるが、やはりあったほうが便利だなと思う。


本音の本音で言えば、現代社会そのものが、何かおかしいのかもしれない。
本来、日時計で十分で、暗くなったら眠り、明るくなったら目を覚まし・・・・。
家の猫を見ていると、時々うらやましく思う。