2011年秋にアメリカン・ショートヘアが14歳半で天国へ召されて以来、もう猫は飼わないと思っていた。

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しかし、猫のいない毎日は寂しい。
窓から野良猫の子猫が寝ているのを発見し、茶色の方を捕まえて飼いたいと思ったが、逃げられる。

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野良猫は追いかけると、100%逃げられるね。

野良猫を手懐けるには餌付けしかない。
マンションだと望み薄だが、一戸建てなら庭に猫が来るようにさえなれば、餌を置くと毎日来るようになる。
毎日、餌を与えていると、下のような感じで窓の外で待つようになる。

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上は昨年5月中旬から庭に出没するようになった猫、推定生後3ヶ月半位のサバトラ猫。
まだ子猫だが、暫く野良をやっていたので警戒心が強く普通は懐かないのだが、うちのカミさんは昔から猫に好かれるようで、3日ほどで撫でられるまでに手懐けてくれた。

窓際の外の高い場所にベッドを置くと、そこで寝るようになった。

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この時点ではまだ室内で飼うつもりはなく、庭で飼えれば飼おうかなと思っていた。
毎日夕方から朝は窓際の庭に居て、昼は何処かへ出かける毎日。決まった時間に餌を与えるため、夜から朝はしっかり帰ってベッドで寝るようになった。
半家猫化成功。

室内に入るようになった猫

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エサ入れを外に近い室内に置くようにして部屋に入るようにしていった。
最初は警戒して入らなかったが、比較的すぐに室内で餌を食べるようになった。

1ヶ月と少し経った頃には、窓を開ければ室内に進んで入るようになり、室内でじゃれて遊んだり、ゴロンと横になり寛ぐまでになった。
しかし、窓が開いているかを常時気にしている。
窓は常に10cm程開けていないとパニックになる。頭が良く、窓を閉め切ると出られないと分かるようで、カーテンや窓ガラスにジャンプしたりと暴れだして手が付けられなくなる。
このような時にケージか何かに入れて囲い込めば、そのうち環境に慣れて飼い猫化するのだろうが、猫の意思を尊重して束縛は避けた。

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首輪も着けて飼うつもりでいた、そんな7月の始めに上の猫が子猫と言うより赤ちゃん猫に近い推定生後1ヶ月の黒猫を連れて来た。
そして自ら黒猫を連れて来たその日の夜、ランは失踪して二度と戻ることはなかった。
1ヶ月半も毎夜、家の庭で寝て定着したと思った矢先の出来事だった。

サバトラ猫と入れ替わりで黒猫が庭に住み着くようになった。

黒猫の野良は珍しく、不思議な縁を感じながらこの子猫と接していくことになるのだが、この黒猫は野良と言ってもまだ乳離れしたばかりで、全く警戒心もなく逃げることもしない。まさに触り放題で人間に恐怖心が全くない。
ランと同じように庭で飼うことにして毎日餌を与えるが、ランと違って24時間庭にずっといる。
窓を開けると部屋に入りたくて仕方がない感じで、外に出すにに苦労したほどだった。

下の写真は、来てから2ヶ月経った9月初旬のもので、まだ食事の時以外は庭で暮らす半野良状態。

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野良出身だが、我が家の庭でしか野良経験がない半人前の野良。
4ヶ月位は、まだ家猫として飼う決心がつかず庭で飼っていたが、常に窓の直ぐ側で待っていて、窓を開けるとまっしぐらに室内に入って来る。
人懐っこいというか、人になされるがままのちょっと変わった猫だった。前の猫は時々「シャー」と威嚇して来たが、黒猫は現在に至るまで一度も「シャー」とか「ウーッ」と言ったことがない穏やかな猫。
因みに「シャー」は威嚇ではなく怖がっている状態で、「ウーッ」は怒っている状態。
「シャー」状態の時は、猫から目線を逸らし横を向いてあくびをすると良い。この行為は「あなたに対して敵意を抱いていない」ということを伝えることになる。

9月後半からケージも用意して夜は室内、昼は外で放し飼いにしていた。

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放し飼いでオスなのに常に庭にいるので、家に居ついたと思われるが、前のランのようにいつ失踪するか分からないし、寒くなってきたので11月から完全室内飼いにした。
トイレもすぐに使い、今まで粗相をしたことがない賢い猫。
外に出たがる様子もなく、簡単に家猫化した。
去勢も済み、今では過去のどの猫よりも懐いて人間が好きな家猫になった。膝の上に乗せたら何時間でも乗っているし、抱っこしても嫌がらずにずっと抱っこされている。こんな甘えん坊の猫は初めてだ。

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屋内で飼育された母猫から生れた子猫は、生れた時から人に触られることで人を信頼し、人と共同生活をする社会性を培える。一方、野良猫で、性格が確定する生後2週〜3か月以内に人との接触を持たない場合は、社会化が阻害されて人を警戒するようになり、結果的に家庭内で飼育することが非常に困難になる。
野良猫を飼う場合は生後2か月までの子猫なら、簡単に家猫になってくれると思う。
大人の野良猫は捕獲も無理だろうし、捕獲できたとしても多分懐かないだろうし、懐いても抱っこできるほどは懐かないと思う。
我が家の例では、サバトラ猫は心を鬼にしてケージに入れ室内飼いしていれば、多分家猫化できたと思うが、生後3ヶ月を過ぎていたので、黒猫のようには懐かなかったかもしれない。
猫にも個体差があるので、辛抱強く愛情を持って接していれば大人の野良猫でも家猫化できる猫もいるとは思うが、現実問題至難の業だと思う。

昨年はたまたま子猫が2回庭に来たが、今まで大人の猫が通ることがあっても、子猫が来たことはあまり記憶にない。
猫の当たり年と言うか、特に黒猫が向こうから来て居ついたのは、不思議な出会いのような感じで、ちょうど黒猫を飼いたいとい思っていたこともあり、縁があったのかなと思うことにした。