少し前の記事で、グランドセイコーはコスパが悪いので、SEIKO SPIRIT SBTM217 で十分という記事を書いたが、調べてみると他にも比較的安価で魅力的なセイコーの腕時計があったので紹介したい。

下は SEIKO SPIRIT SBTM217
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定価は6万円台だが、4万円台後半で売られている。
チタンで軽く、電波式によくあるボタンのでっぱりも少なくなって、なかなか魅力的な腕時計だと思う。
この時計の最も魅力的に感じる点は、ソーラーで光透過式の盤面にもかかわらず、GSのような漆塗りの黒に見える美しい文字盤。気に入らない点は、文字盤下方の文字が大きく煩いことと、針に夜光が付いていること。またボタンのでっぱりが少なくなったとはいえ、やはり2つのボタンが少し目障りなこと。

少し前までのセイコーの安いモデルは、意図的にデザインを落としていたように思える節があった。
GSは利益率が高く、安いモデルにGSっぽい物があるとGSが売れなくなるので、敢えてデザインを悪くしていたのだと思う。

下はグランドセイコー(GS)
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GSは確かに良い物だが、価格ほどの価値はない気がする。

最近のセイコーは、廉価版でもなかなか魅力的な腕時計を出すようになった。
GS路線の腕時計で、小生がいいなと思ったのは下の2つ。

SEIKO PRESAGE SARY057
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2014年発売で、定価は3万円台、売値は2万円台後半という格安の機械式時計。
GSによく似ている。腕時計に興味のない人が見たらGSと同じような物に見えるだろう。
安いのにデザインを落としていない。
この値段で機械式、しかもデザインが良い製品を出すとは、セイコーも変わったなと感じる。
昨今では珍しい曜日表示機能もあり実用的で、革ベルトに交換すれば更にかっこよくなると思う。
ネガティブは、低性能なムーブメント、秒針の短さ、中途半端であること。

セイコーの廉価版メカニカルには、これより少し高価な SARB033 があるが、SARY057 の方が断然いいと思う。
SARB033 は、秒針の菱形と針の夜光のせいで欲しいと思ったことがないが、SARY057 にはそれ等がなくなり、針やインデックスの質感がアップしており、ムーブメントこそ少し性能が劣るものの実用上あまり差はないと思うので、GSが欲しいけど、お金をかけたくない人にはお勧めできる。

下は SEIKO BRIGHTZ SAGZ083
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最近発売されたばかりの製品で、ソーラー電波式時計だが、シンプルでかなり気に入った。
定価は6万円台だが、安売店では5万円弱で売られている。それまでの3針式ブライツより定価が2万円程安くなり、セイコーもがんばっているなと思う。
以前からあるこの手のブライツは、ケース右上の大きなボタンが目障りで、最近のモデルは夜光まで付いて興味の対象ではなくなっていたところだが、小生好みのブライツを出してくれた。
電波式特有のボタンのでっぱりが全くなく、夜光もないし、素材もチタンになって軽くなった。
実物は見ていないが、ブライツなので、上のスピリットやプレサージュより質感もいいと思われる。
文字盤の縞模様をやめて SBTM217 と同じ漆塗りのような黒い盤面なら完璧なのだが、これは近々入手するかもしれない。


ブライツ SAGZ083
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ブライツには、メカニカルの SDGM003 もあって、一見良いのだが、盤面に放射状の模様があるのと、リューズに黒い部分があるのに幻滅してしまった。キャリバーが 6R15 で性能が良くない上に調整も難しく、価格程の価値はないと思う。

クロノグラフも好きだが、シンプルな黒文字盤の腕時計も素敵だと思う。
セイコーは良い時計は高過ぎるし、安い時計はデザインを落としていて魅力がなく、あまり好きなメーカーではなかったが、最近はこの記事で紹介したような製品を出すようになったことから、印象が変わって一転好きなメーカーになった。