メルセデス・ベンツは昔からABCの各ピラーが太かったが、最近は安全対策から日本車もピラーが太くなり、死角ができて危ないとの声を良く耳にする。
これは若い頃に乗っていたマツダのサバンナRX-7で、昔の車は大体これ位に太さだった。
下は、やはり以前乗っていたポルシェ911で、これもAピラーは細い。
最近の車はクラッシャブルゾーンとして前後が潰れ易くなっている分、Aピラー等を強化して室内は潰れ難く設計されている。
下は現在乗っているメルセデス・ベンツで、太く見えないように黒色と白色で上手くデザインされてはいるが、Aピラーの断面積は昔の車の6倍以上ありそうな極太である。この部分にもエアバッグが入っているため余計に太くなっていると思われる。バイクなどがこのピラーの死角に入ることはありそうだ。
各ピラーは日本車であれば2層鋼板の片方だけ高張力を使ったりしているが、W203以降のベンツの各ピラーは3層で、全て高張力鋼板と更に強い超高張力鋼板で作られている。
W203型はボディ全体の鋼板の60%が高張力鋼板で、特にキャビン回りは殆ど高張力と超高張力の組み合わせで作られている。そんな設計のせいかベンツを運転すると、明らかに他の車と違う骨太さを感じる。
ベンツのキャビン回りは超高張力鋼板が多量に使われている上に、鋼材の形や使い方を工夫しているから、64km/hオフセットクラッシュ程度ではキャビン自体はびくともせず、フロントガラスにヒビさえ入らない。
64km/hで優秀な衝突安全性能を示すように設計されている日本車とはその設計思想が異なっており、より高速であっても、命だけは出来る限り助けるという設計思想で車が作られている。そのため、64km/hの衝突テストでは、中にいる乗員へのショックは大きめで、日本車より評価が低く出ることがある
内装等は質素だがベンツはこのような部分にお金がかかっている。
こちらはW203のBピラーで、やはり太い。
ドアも分厚い。感心するのは、思いっきり横に体をぶつけて頭を傾けても、頭がガラスに当たらない。実際の側面衝突ではサイドエアバックやカーテンエアバックが作動するが、元々頭がガラスに当たらない設計がされているので安心感が大きい。たぶん軽自動車などは頭がすぐに窓ガラスに当たってしまうだろう。








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