メルセデス・ベンツはW124のEクラスにも乗ったが、Cクラスが好きで過去3台のCクラスを乗り継いできた。
歴代Cクラスの寸評は以前書いたが、少し前にW205が発売されたこともあって、デザインを中心に少し詳しく書いてみようと思う。

小生の現在の愛車はW203で、フロント・サイド・リアの各デザインが歴代Cクラスの中で最も美しいと思う。
Cクラスを乗り継いで行くつもりだったが、W204のデザインが好きでなくW203で停滞中。

デザインの中でも後姿は特に気になり、これが悪いと乗る気になれない。

W201 昔乗っていたが、真後ろからのデザインは今でもカッコいいと思う。
W201(190E)はCクラスではないが、初代Cクラスと言えると思う。
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W202 これも以前乗っていた車で、乗り易く良い車だったが、着座姿勢や高速走行が往年のベンツのそれではなく、あまりベンツらしくないと感じる車だった。ただそれはW201やW203に比べての話で、国産車に乗った後にW202に乗ると、ベンツだなと感じさせられる一定の重厚さは体感できる。
C200は力不足で、昔乗っていたBMWのE30ほど酷くはないが、急な坂道では失速してしまうし、高速道の合流では加速が鈍くて危険を感じることもある。高速道においては巡航速度に達すれば遅いと感じることはない。即ちトルクが不足しているのである。
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W201やW202を今更購入する人はいないだろうが、W202からは日本車並みにに故障しない車になったので、現役で使えなくもないだろう。

W203 それまでのベンツで見られたような武骨なデザインではなく、曲面・曲線を多用した内外装になった。
W203はデザインや性能面から後期型に限る。
曲線美の外観に反し、掌に伝わって来る剛性感はW202より高く骨太な車。
高速走行時の安定性や着座姿勢も、W202と違って正にベンツという感じがする。特に後期モデルは、昔のメルセデスを彷彿とさせるいい車に戻っている。
C180コンプレッサーは、スーパーチャージャーが威力を発揮するパワフルな車で、W202のC200のような動力性能に不満を感じるシーンはない。
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W204 悲しくなるくらい後姿がカッコ悪い。テールランプの形状は国産のファミリーカーの様だし、Cピラーが細くて、これはもうベンツではないと思う。後ろが寸詰まりで短く見え、全体的にバランスが悪い。
W204がこんな風になってしまったのと、W203のデザインが好きなこともあり、Cクラスの乗り継ぎがストップし、その後もW203に乗り続けることになった。
まぁ、デザインなんて個人の趣向によって評価が分かれるので、このリアのスタイルが好きと言う人もいるわけで、現にW204は多く売れ商業的には成功している。
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W205 つい最近発売されたばかりの車。これからはこういうデザインになって行くのだろうか。ベンツと言うよりアルファロメオの様でもある。特別に嫌いではないので、このデザインに目が慣れたら将来購入するかもしれない。しかしW205よりW203の方が好きなので買い換える理由もなく、将来、水素自動車が一般化するまでW203に乗り続けようかなとも思う。
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個人的に車は後姿のカッコ良さが気になるが、勿論フロントやサイドからのデザインも気になる。

W201 昔からのベンツらしい無骨なデザインで、当時はベンツといえばクラスを問わず全てこの様なマスクをしていた。実際乗っていた頃はボディ下半分のサッコプレートとCピラーのデザインが特に気に入っていた。
この写真の車はオーバーフェンダー等が装備されたデザインがカッコよく見えるモデル。
それまでは国産車やポルシェ、BMWに乗っていて、ベンツはオヤジ臭く野暮ったい感じがして興味の対象ではなかったが、初めてこの車に乗った時、100Mも走らない内に岩の塊のようなボディ剛性と類稀な走行安定性を感じ、車はベンツに限ると思わされた。
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W202 往年のベンツらしいデザインの最後の型と言える。端正なデザインは優等生的で、主張が少なく控え目でもある。この型から日本の道路事情を徹底的に分析して開発されたので、故障が殆どなくメンテナンスフリーになった。この車の前はW201やW124に乗っていたが、それら旧世代のベンツはメンテナンスが大変で、非常に手がかかる車だったので、そういう意味でW202は気軽に乗れるはじめてのベンツだったと言える。
このW202が開発された頃、ベンツはそれまでの「完全か無か」という哲学から、コストダウンという合理性も重視するようになった。その為なのか、ボディは先代のW201のような塊感が薄れ、例えば厳寒期にカーブを走るとフロントウィンドウの下辺りからバキバキと異音がする等、ひ弱なベンツという印象がある。
W201もそうだったが、この時代のベンツは環境問題から塗装が水性に変わり、メタリック塗装の痛みが早いのが難点。W203からはそれがないので後にこの問題は改良されたようである。
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W203 やわらかい曲線のボディーラインを持ち、それまでのメルセデスのデザインがドラスティックに変わったモデル。ベンツファンが逃げてしまうのではないかと、また小生も当初は凄く違和感を感じた。しかし実車をよく見ると、曲線の中の切り返しラインや各パーツのデザインが力強く重厚感がある。他のCクラスと比べると、かなりなウェッジ・ シェイプ(前傾姿勢)で、空力を重視したデザインになっている。
W203は前期型がデザインも機械も駄目で、購入する気が起こらずW202に乗り続けたが、後期型は一変して好みの車なったので、特に黒のアヴァンギャルドはカッコよく購入することになった。同じモデルで前期と後期でこれほど進化した車も珍しいと思う。
小生はまるで生き物のように見える丸い目が好きで、そこからフェンダーにかけての膨らみが特に気に入っている。それまでのベンツが無機質な感じを受けたのに対し、有機質な感じがするW203は、丸いヘッドライトが好きな人にとって、メルセデスセダンの中でレトロとモダンが融合した二度と出ない秀逸なデザインと言えるだろう。
ボディは先代が衝突実験で良い評価を得られなかった反省から徹底的に強化され、W201以上の塊感があり衝突安全性も世界トップレベルになった。
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W204 先代W203のピーナッツアイが嫌いな人が多かったからなのか、一旦全てのモデルを丸目にしたメルセデスが、また大胆にデザインを変えた。発売された当時、フロントのデザインは悪く感じなかったが個性が薄らいだし、動物の目を感じさせられるW203のフェイスに比べ、何となく愛着の湧かないものだった。またスポーツカーのような先代のデザインに比べ、オヤジ臭いデザインになったと感じる。
完璧に気に入るデザインの車はあまり無いわけで一定の妥協はするのだが、細いCピラーとリアのデザインが許せる範囲から外れてしまった。ベンツらしく感じるデザインには、力強く太いCピラーが重要な要素のひとつになると思うが、W204ではそれが失われてしまったのが残念。後期型はインパネのデザインも最悪。
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W205 発売されたばかりで、ヤナセのショールームで見て、座ってみただけだが、第一印象は大きく立派になったという感じで、Cクラスがこんなに立派になったらEクラスは不要だなと思った。
W203の時にラジエータグリルを小さくし、スポーティになったデザインがそれまでのベンツのイメージと大きく異なったことから、変化を受け入れない人達(小生も含め)が、酷評したわけだが、その時の苦い体験がメルセデスのその後のデザインに影響を与え(昔からのベンツファンは威圧感のあるデザインが好きなようで、W211のEクラスはモデル後期からフロントグリルが大きくなった)、W205もグリルはでかくボディデザインも昔のように無骨さを戻してベンツらしい威厳のあるものになっている。
デザインはフロント・サイド・リア共、往年のベンツファンからは受け入れられるデザインだと思う。
インパネのデザインも良くなった。
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順調にCクラスを乗り継いで来て、W204がこけたのでW203で乗り継ぎがストップしているが、W205はなかなか良いので乗り換えてもいいのだが、ひとつ問題がある。
大きな問題でもないが、小生は基本的にフェイスが動物的な丸目が好きで、最近のヘッドライトデザインの傾向から今後丸目の車はあまり出ないと予想されること。丸目に拘るとW203に乗り続けることになりそうだ。
なぜ丸目が好きかと言うと、ヘッドライトは動物に例えると目に相当し、個人的に丸いヘッドライトの方が生き物のような感じがして愛着が湧くからだと思う。ポルシェ911に乗っていた時もその丸い目に愛着を覚えたし、特にW203後期型は丸いヘッドライトカバーの中にHID(キセノン)の丸いレンズがあり、それが目の中に瞳があるように見えて、より動物的な印象を受ける。

下は2人乗りスポーツカーのSLクラスR230。
SLクラスにおいても歴代の中で唯一丸目のR230のデザインが一番好きである。
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下はW203とフェイスがよく似たCLK DTM AMG
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CLK63AMG 嫌いな人が多いようだが、小生はこの丸目がカッコいいと思う。夜にスモールを点けると内側の丸いライトだけが光り、これが暗闇に浮かぶ大蛇の目のようで、特に黒ボディだとなかなか迫力がある。
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