腕時計のコレクションの中でもアンティークな物で、とりわけムーンフェイズ機能が付いた物が好きである。

下は セイコー アルバ サクセス ムーンフェイズ で、デザインが好きと言う理由から同じ物を複数所有している。

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20年以上前の腕時計で、当時これを買ったのは、アンティークな雰囲気が気に入ったからだが、今もこの腕時計が好きで、小生の好みは当時と殆ど変わってないんだなと実感する。
コレクションであり、現在は殆ど着用していない時計である。

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SEIKO ALBA SUCCESS Moon Phase
型番:V338-6100
材質:ケース(BASE METAL) 

ステンレスではなくメタルのケースに、文字盤はアイボリーで数字がローマンなのがアンティークさを醸し出し、針はブレゲ風に丸い輪があり、安い物だが素敵なデザインだと思う。
経年でレトロな腕時計が本当のアンティーク腕時計になりつつある。

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ムーンフェイズとは、時間や暦の起源と深く結びついている月の満ち欠けを表示する機能で、フェイズとは「相」で地球から見た時の月の形の事。

月は、潮の潮汐、自然現象や動物の行動や生理現象と関係があると言われている。
中世ヨーロッパに機械式時計が登場して以来、ムーンフェイズ機能が付いた物が多く出回った。
月の周期は29.53日。これを歯車で行うには、まず周期を29.5日と定めて端数は無視し、0.5歯という半端な歯が使えないことから、ディスクに29.5日の倍数の59日で1回転する歯車がセットされる。そのためディスク上に月が2個必要になる。



ムーンフェイズは時計の文字盤の飾りではなく、月の引力による海の満潮や干潮を知る為に必要とされた。
干潮時は座礁の危険があるからだ。大航海時代に始まる船舶での移動の際には、月の引力が大きく関わっている潮の満ち引きなどを知ることは大変重要なことで、特に月の見えない曇りの日や雨の日はムーンフェイズが役に立った。現在では、ムーンフェイズの必要性は薄れたため、時計の装飾となってしまったが、ムーンフェイズの腕時計は遠い大航海時代への夢を馳せるロマンを感じさせてくれる。