グランドセイコーの電池交換をした。電池の型は SR920SW、自分で交換すれば600円程の出費で済む。

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この時計のムーブメントはどの角度から見ても美しい。

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裏蓋にはグランドセイコーの象徴である「獅子の紋章」が刻まれている。どうして獅子なのかは知らないが、獅子は百獣の王なので、「すべての腕時計の王」みたいな思いが込められているのだろうか。

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小生の腕時計コレクションの中で最も普通の腕時計がグランドセイコー GRAND SEIKO SBGX041 9F62-0A10
現在も販売されている型で、クォーツということもあり、GSの中では比較的安く定価は273,000円。
決して安いとは言えない価格だが、機械式がべらぼうに高価なので相対的に安価に感じてしまう。
最新型の派手なリューズガードが付いている物より、このタイプのデザインの方が美しいと思う。

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GSは機械式も良いのだが、これ以上の金額を出すのならスイスの機械式高級時計を買いたくなる。
GSはクォーツの方が好きなので、2つ所有しているが共にクォーツ。

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キャリバーNo.9F62-0A10
ガラス素材:デュアルカーブサファイアガラス
コーティング:内部無反射コーティング
制度:年差+-10秒以内 実際は1年でも殆ど年差は生じない凄い精度。
対磁:あり
重さ:116g
厚さ:11.2mm
ケース外径:36.5mm

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グランドセイコーの針とインデックスは、カット面の幅や角度まで様々な試作検討を経た上で最良のデザイン・設計を採用されている。カット表面はひとつひとつが限り無く平滑になるよう丁寧に研磨されている。 だから、どんな角度からでも美しく光を反射し見やすい。針にルミブライトが無いのが小生の好みだが、蛍光塗料がないのに暗い所でも僅かな光を反射して視認性が良い。
完璧な鏡面を持つインデックスと針。あえて夜光塗料を施さないのは、鏡面の反射だけで視認性を確保できるからである。ルミブライトなんて結局明るい所から急に暗い所に行ってから暫く光るだけで実際は役に立たないわけで、そういう点からもGSの針は秀逸と言える。

大型の針とインデックスは多面カットされているので、光を受けてキラキラと輝く。
実際日中外で盤面と少し膨らんだサファイアクリスタルの風防をじっくり見ているとうっとりする位美しい。
地味な時計なのに美しいのは素肌美人の様でもある。

傷が付きにくいサファイアクリスタルの風防には、内側のみ無反射コーティングが施されている。
蛍光灯などの光の反射を抑え、文字盤がクリアに見え、針とインデックスの多面カットと相まって視認性向上と高級感の演出を実現している。

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小生がグランドセイコーを良いと思う最大の理由が文字盤と針。
漆塗りのような黒い文字盤に切れ味鋭い刀のような針。 
この美しさには本当に目を奪われてしまう。
ここまでクールで氷のような美しさを持つ腕時計は少ない。グランドセイコーの見る者に緊張を強いる極寒のクリスタルな世界は独特のものがありGSのアイデンティティと言える。
一見、普通の”おじさんウォッチ”にしか見えないが、現物はグランドのオーラが文字盤から出ている。
しかし、近付いてよく見たら高級感に溢れているが、腕に着けて離れて見ると並の時計にしか見えないのも事実。GSを知らない人が見たら、5万円ていどの時計にしか見えるだろう。

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ブレスレットは着けた感触が抜群に良いが ROLEX 並みにもう少し剛性感があったほうがいいと思う。メンテナンスも難儀で、マイナスドライバーで外していくのだが、細かくばらけて極めて細かい部品が噛まされてあり、コマ抜きの作業に結構苦労する。その点で ROLEX はシンプルで本当にメンテナンス性が良く素晴らしい。

ロレックス・デイトジャストと並べてみた。
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この SBGX041 はグランドセイコーのモデルのデザイン的な基盤的モデルで、ケースの形状も写真では平凡に見えるが現物は実に綺麗な形をしていて、しかも大きさが日本人の腕に良く合う。
クロノグラフが流行り出してから、大きな盤面に慣れて来たこともあり、3針の腕時計まで最近は盤面が無駄に大きい物が一般的になったが、SBGX041はベストなサイズだと思う。
ケースはロレックスのオイスターケースを参考して作ったのだろうか、形がよく似ている。
ロレックスがカジュアルな服装でも違和感がないのに対して、グランドセイコーは堅く典型的なオン時計で、オフの服装では時計だけが堅いオーラを放ち違和感があるかもしれない。



昭和の日本の時計の流れを汲んだデザインで、どこな懐かしくもあり、いかにも時計という外観を持つ。

良い時計に間違いないが、面白みに欠けるのは、日本車のそれに似ているかもしれない。