少し前に子供の頃の憧れのラジオ National RF-877 (COUGAR No.7) を買った。
勿論新品などないので中古なのは言うまでもないが、当時欲しくてたまらなかった物を30年以上(40年近くか)経ってやっと手にすることができた。
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このデザインは今でも大好きで部屋の飾りにもなっているし、音もよく素晴らしいラジオだと思う。

小学生6年の頃だったと思うが、学校の帰りに何度も電気屋さんに立ち寄って眺めていたものである。
戦闘機のコックピットを思わせるミリタリールックと、回転して感度を合わせるジャイロアンテナが少年だった自分には何ともかっこよく思えた。
当時(1974年~1978年頃)は、中高生の間で大変なBCLブーム(海外からの短波放送を聴く)があって、放送を受信して受信報告書を出すと、放送局から証明としてベリカード(受信確認証)を発行してもらえ、それを集めている人も少なくなかった。


写真はラジオオーストラリアのベリカード

当時の中学生は中波で深夜放送を聴いたりFMで洋楽を聴いたり夜な夜なラジオを聴いていて、インタラクティブではないが現代のインターネットみたいな役割をラジオが果たしてした。
特に短波で外国からの電波を受信することに、何かしらのトキメキを感じていたのだろう。
ラジオオーストラリアのワライカワセミの鳴声やイギリスBBC放送のビックベンの鐘の音が懐かしく思える。他にバチカン放送やアンデスの声(エクアドル)、地球の裏側から中継局を介さないで生中継され幻の日本語放送局”と呼ばれたRAE アルゼンチン国立放送(アルゼンチンの声)が人気であった。
日本が右肩上がりで良くなっていた古き良き時代である。
そんな時に発売されたのがクーガ7であったが、小生は親に頼むも、ラジオだけなんてつまらないからラジカセ(短波が聴ける)にしなさい、ということで結局クーガ7は手にすることがなく憧れのままで終わってしまった。
あれから40年近くの月日が流れて、やっと自分の所へやって来た。
初恋の人が当時のままの姿で現れてお嫁さんに来たような感じがする。



クーガ№7(RF-877) 1973年発売 ¥18,500