ダイバーズの腕時計は、潜水という過酷な状況下での使用を想定して設計されていることから、タフでマルチロールな使い方ができる万能性を持っている。
所有しているダイバーズは2本で、カマスとサブマリーナ。カマスは20気圧防水、サブマリーナは300m防水と、潜水しない自分にとっては共に十分以上の性能を有している。
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上の2本の価格差は、価格.com最安値で調べると61倍と驚く位に大きい。
そんな価格差のある2本を比べるのは馬鹿げている気もするが、案外そうでもなく、本格的な潜水以外の日常使用では甲乙つけ難いと実感する。

サブマリーナが勝っているのは、耐久性の高いセラミック製のベゼル、904Lスティール鋳造の無垢ケースやベルト、工具無しで瞬時にサイズ調整できるバックルケースとベルトの重量バランスから来る装着感の良さ、ケースの重心が低い、デイトジャスト機能、リュースの回し易さ、堅牢姓と全体的な質感、リセールバリュー。
カマスが勝っているのは、コスパ、デザインと色、デイデイト付。
こうやって列挙すると、サブマリーナの圧勝となるが、一番大事なのはコスパではないだろうか。サブマリーナは如何せん価格が高過ぎるのが致命的である。
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実際に使ってみて、上に書いたサブマリーナが勝る点は、下線の3点以外は自分にとってどうでもよいことで、大差がないという感想を持つ。
個人的な好みになるが、カマスは光により深緑色から青色に変化する美しい文字盤、カッコいいリューズガードの形状、視認性の高い秒針を含めた針の形状、太過ぎないベゼルが良いし、バーインデックスであるのも良いし、より太いメタルベルトが男らしくて良い。総合的には目に見える部分のデザインに優れるカマスのほうが、見ていて楽しく飽きが来ないと思う。
しかも、カマスのムーブメントは堅牢で精度が高く、風防もサファイアで、工具は要るがバックルも微調整ができ、隙が無いというか特筆するようなマイナスポイントが無い。敢えて言えば、少し腰が高く重いと感じるが、それも重心の低いロレックスと比べてのことであり、カマスの装着感も上々である。
価格差を考慮するとカマスの圧勝だろう。

着用感の良さは自分にとって最重要ポイントで、カマスとは比較できないほどサブマリーナが良いのと、色に拘りがあることから、グリサブが今後も不動のメイン腕時計であることに変わりない。カマスに慣れた後にグリサブを着用すると、おー!いい時計!と思わされてしまう。この辺が価格差なのだろう。
また、サブマリーナやデイトナのベゼルはセラミックなので傷や退色に強いが、一般の時計のベゼルは塗装かメッキなので、使い方次第だが、その内に傷が付いたり塗装が剥げたりするのは避けられない。ベゼルは傷が付きやすい部分なので、不変の美しさを求めるのなら高級な時計にすべきだろう。

カマスは日常で一番多く着用する実質的なメイン腕時計になると思う。
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このところの記事でカマスを絶賛しているが、海外で品薄になるくらいに売れまくっているのも頷ける。
同価格帯のセイコーやシチズンのダイバーズは、カマスと比べると見劣りがするので、サブマリーナと比較することになったが、安価でこのような製品を出してしまうオリエントを素晴らしいと思う一方で、他社がぼったくりなのかなと思ってしまう。