過去の車歴を振り返ると楽しかった記憶ばかり脳裏に浮かぶ。だから車が好きなんだろう。
其々の車と出会い、思い出を重ね、多くの場合いつかは別れがやって来る。自分にとって車は彼女みたいな存在なのかもしれない。
現在はトヨタ 210系クラウン ロイヤルサルーン アドバンスドパッケージを相棒にしている。
00000000000
セダンであること、ハイブリッド車であること、故障の少なさ、動力性能、安全性、居住性、そして何より日本車であることがこの車を選んだ理由で、予算とデザインの好みからも他に選択肢がなかった。
より高額な車を買えなくもないが、車にしろ腕時計にしろ、その用途に見合う予算の上限を決めている。お金の無駄使いは人生を常に虚しいものにする。いつからか、お金はモノ以外に使いたいという哲学を持てるようになった。

ハイブリッド車は故障が少なく長く乗れる

前に乗っていたガソリン車の200系アスリートと比べると、現在乗っている210系ロイヤルサルーンの車両価格は約100万円高い。一方で、ハイブリッド車は維持費が安くなるメリットがある。ガソリン代が約4割安くなり、ブレーキパッドやローターは驚くほどに長持ちし、エンジンが止まっている時間が長いので、エンジンオイル交換の頻度も少なくて済む。その他にも車検時の重量税が安く、更に、古くなり13年を過ぎても自動車税・重量税が高くならない等の利点がある。

210系クラウンのハイブリッドシステム
20221212134139 (1)
ハイブリッド(HEV)車とガソリン車、また、PHEVやEVの故障率と寿命について

米国の大規模調査によると、世界で最も故障率が低い自動車メーカーはトヨタ(レクサス含む)、国産メーカーではホンダが続き、スバルとマツダも10位内に入っていた。因みに、ポルシェは7位、メルセデスは28位だった。三菱は売れていないのかサンプル不足で対象外になっている。調査の種類や年度により順位は変わると思うが、日本車の品質が高いのは変わらないだろう。ここでいう故障とは自動車の基幹に係わるもので軽微なものは含まれていない。参考までに国土交通省が出している2024年の故障件数を販売台数を考慮したデータでは、故障膣が高いメーカー1位はダイハツ、2位はホンダ、3位は三菱となっている。該当年にリコールが多ければ順位が悪くなるだろうし、国産車ならどのメーカーでも変わらないのではないかと思う。

米国の33万台の調査で故障の頻度がエンジンの種類により大きく違っていたのが驚きだった。
ハイブリッドは複雑なので故障率が高いかなと思っていたが、ガソリン車をベースにしてハイブリッド車の故障率は26%低かった。ハイブリッド車は故障の少ないトヨタ車が多いということもあるが、電池を使うことでエンジンが休んでいる時間が長いこと、また、車にとって負荷の大きい加速時に電池によるモーターを使うことでエンジン関係の消耗が少ない。更に、減速時も充電(回生)ブレーキが効くからブレーキを中心とした足回りの負荷も少ない、そんなことからガソリン車に比べて故障が少なく長持ちするのだろう。
EV車は部品点数が少ないので故障が少ないかと思っていたが、ガソリン車ベースで79%故障率が高いとなっていた。PHEVはガソリン車に比べて146%とダントツで故障が多いという結果だった。
20130310_P026-029_05
上は自分が乗っている210系クラウンの2.5Lハイブリッドエンジン。
ハイブリッドとしては大きなエンジンを積み、加速性能は3000ccV6のガソリン車を上回る。

この調査で故障が少ないのは、HEV(ハイブリッド)車>ガソリン車>EV車>PHEV(プラグインハイブリッド)車の順になっており、EVが発展途上の現状では長く乗るなら故障が少なく、重量税が安く、更に13年を超えても自動車税と重量税の重課が免除されるハイブリッド車に乗るのが合理的だ。
一方で、ハイブリッド車の駆動用電池は15~20万kmで寿命になることが多い。消耗品であるから故障ではないが電池交換にはそれなりの費用がかかることになる。
因みに、ニッサンのe-powerはハイブリッドの簡易版みたいなシステムだが、故障が多いという情報もある。米国の調査で国産メーカーが10位内である中でニッサンだけが17位であった。ニッサンには頑張ってほしいが、かのメーカーにはもう難しいかもしれない。
本当はガソリン車が好きなのだが、絶滅危惧種になりつつある。日本政府は2035年までにガソリン車の新車販売を禁止すると決めている。この決定の変更はあるかもしれないが、時代の流れは止まらない。

車と彼女

さて、冒頭に車は彼女みたいな存在かもしれないと書いたが、自分と彼女、自分とマイカーの関係は似ている。自分の彼女より可愛い女性は世界にあまたいても、自分の彼女が一番可愛い。自分の車よりいい車は世界にあまたあっても、自分の車が一番いい。頭ではそんなはずはないと分かっていても、心でそう思えれば日々幸せだろう。人生を楽しめている人はそんな感覚で彼女や車と向き合っているはずである。でなければ自分の人生は干乾びて退屈なものになってしまうに違いない。
過日にご逝去された久米宏さんが、「車とは初恋の女の子のようなものである。考えるだけでドキドキする」と仰っていたが、本当に車がお好きだったんだなと思う。因みに久米さんは相当なスバリストであった。