僭越ながら2度目の投稿となります。
主様が時計趣味の卒業を仰られている中、私も以前より熱っぽさは無くなったとは言え、やはり好きなものは好きで色々見ております。ただ、やはり気に入れば予算に糸目をつけず手に入れたいと思っていた頃から比すれば、安価で奥深いもの・世間の評価ではなく自身の気に入ったものを、ほんのたまに入手する程度になりました。
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この時計はキングセイコー、所謂45KSのクロノメーター版で7000番台ケースのモデルです。バースデーウォッチを探していた時、K18のグランドセイコー56GSを見つけたと同時期に手に入れました。1970年製と少し自身の生まれとずれるのですが、この時代の時計の割に37mmと立派なサイズ、36000振動(10振動)の手巻きクロノメーター認定ムーブメント、使いやすく故障の少ないノンデイト、状態がまずまず綺麗で純正尾錠付きが気に入って、当時3万円位で入手しました。
56GSもそうですが、かの時計デザイナーの巨匠ジェラルドジェンタ氏がルーツのCラインケースデザインが好きで、この後デイト付きモデルも購入してしまいました。
日本クロノメーター協会設立後の認定1号がこのハイビート10振動手巻4500Aムーブメントだったそうです。今でも平置きだろうが装用だろうが日差+2秒と圧倒的な高精度で、当時の時計作りの熱意を感じられる1本です。
余談ですが、当時セイコー社内でも諏訪のGSと亀戸のKSで張り合っていたとか、高度成長期の雰囲気を感じられるのと、ややもすると子供っぽい逸話も良いものです。
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これはタグホイヤーのキリウムクオーツです。
タグホイヤーは私が大学生時分にタググループに買収された後、安価なクオーツダイバーが大ヒットして、ミーハーなイメージも纏う流行り様でした。私が初めて買ったスイスブランド時計もタグホイヤーのクオーツでしたが、その時計は既に手元に無く、随分経ってからこのキリウムを中古で購入しました。
このモデルはタグホイヤーが高級路線に舵を切り始めた時のもので、ホイヤーの暗黒時代~迷走期に発売され、価格帯が高かったこともあり不人気で売れませんでしたが、後に好きなデザイナーのヨルグ・イゼック氏がデザインしたことを知り、手に入れるに至りました。
タグホイヤーが自らの変革を望んでいたことで、デザイナーにヨルグ・イゼック氏を起用するなど、力作でした。ちなみにタグホイヤーで同氏が手掛けたモデルは本作と6000シリーズの2作品のみだそうです。ケースからブレスまで流線型のデザインは少し若々し過ぎますが、カジュアルな装いに合うのとクオーツと言うことで使いやすく気に入っています。
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最後に、時計好きなら避けては通れないロレックス。
特に時計マニアではない方でもブランド名を知っている、その驚異的な知名度と人気ゆえ、通を自負する時計マニアからは敬遠されたりもするブランドですね。
コロナ禍真っ只中の2022年頃、時計熱が高まっていた私は承認欲求丸出しなロレックスの人気モデルが欲しいと、正規販売店に通って何とか購入した時計です。
GMTマスター2のアイコニックな赤青ベゼルがどうしても欲しく、6か月の間週1回通って何とか手に入れました。当時の定価は100万を少し超える位だったと思いますが、確認したところ今や定価でも178万円。市場ではプレミアムが付いているので今でも正規購入できればお得でしょうが、時計に対する熱量が圧倒的に下がった今は、もう時計にそんなコストは割けません。あの頃は、おかしかった世相に自分もやられていたのだと思います。
やっと手に入れて嬉しかったのですが、いざ手にすると価格もそうですが誰にでもすぐ分かってしまう(ロレックスであることも相応に高価であることも)ため、思いのほか気恥ずかしく殆ど使わずじまいで、そのうち手放してしまう予感がします。
そもそも、時計趣味は自己満足の世界なのに、他人に分かってほしいなどと邪な気持ちは不純ですね。