長袖の期間は腕時計の存在を忘れていることが多い。
朝起きて目覚代わりのスマホで時刻を確認、朝食を食べて家を出るまではリビングの壁掛け時計や化粧台にある置時計、またテレビの表示で時刻を認識している。腕時計を着けて家を出て車に乗ると車にあるGPS時計で時刻を確認している。駐車場から職場に入るまでの徒歩時に初めて腕時計を見る。職場ではあちこちに壁掛けの電波時計があり、またパソコンに表示される時計を見ている。昼休みに館外に出た時には腕時計を見る。帰宅時は時間に追われていないので時計を見ることはなく、家に帰ると腕時計を外しそのまま朝まで腕時計を見ることはない。
就眠中に目が覚めた時は下の時計を見ている。暗闇でも時刻が分かるので便利だ。

そんな昨今、1月半ばに下の時計のリューズを巻いてカレンダーを合わせ、気が付けば1ケ月間この時計だけを使い続けていた。

腕時計に凝っていた時は1ケ月も同じ時計を腕にすることはなかった。腕時計に関心のない一般の人はこんな感じなんだろうなと思う。
しかし、これ位に腕時計を見ることもなくなった昨今、腕時計はまだ10本近く所有しているが、特に高級時計は要らないかなと思うようになった。
グリーンサブマリーナを所有しているが、下のカシオで十分かなとも思ったりもする。

このカシオ、なかなかカッコいい。何より安価なのが魅力でもある。
腕時計は数千円の物も10万円以上の物も、素材こそ異なるが機能は同じである。自動車は安い車と高い車では快適性、走行性能、また命に係わる安全性に大きな差があるが、腕時計は趣味である人を除いて運上時計であろうが時計機能はチプカシと差はない。
安い腕時計を提供してくれるカシオは素晴らしいが、この手の時計のベルトは短期間で切れてしまう欠点がある。それさえなければミネラルガラスであろうが使い捨てで購入するのだが惜しいところである。
さて来週からは下の時計を着けることにしよう。

スマホを常時携帯しているし、あまり見ない腕時計はもう不要な時代かもしれないが、腕時計を着けていないと何故か気持ちが締まらないんだよね。
靴のリーガルが業績不振で希望退職者を募っているそうだ。最近は仕事でも革靴ではなくスニーカーを履く人が増え、また小生はネクタイを100本位持っているが、いつの頃からかネクタイを着けるのは年に数回あるかないか、またスーツも滅多に着ることがなくなった。そういえば革靴もあまり履くことがなくなった。革靴もネクタイもスーツも機能的ではなく、価格に相応する価値がないように思う。昭和の頃から連綿と続いた様式、価値観、文化のようなものが、平成の後半から令和の現在明らかに変わっている。そういう時代に育った今の若い人達はこの傾向を益々加速させるだろう。ある意味で経済に起因する文化、或いは精神の進化と言えるかもしれない。
革靴文化は衰退し、ネクタイのように絶滅危惧種になりつつある。

時代は明らかに変わって来ている。腕時計はその機能相応の価格のもので十分かもしれない。
下のグリーンのカシオを買ってみようかな。

コメント
コメント一覧 (8)
CASIOの新作は、実は海外で先に販売されていたものを、新作と称して国内で発売しただけなんですよね。MRW-200HJ-1BJHがベースで中身はQ&Q(シチズン)のムーブメント。
MRW-200HJ-1BJHとの違いでは、回転ベゼルの差が気になっていたんですが、実物を観察すると樹脂製ベゼルにアルミを貼り付けてるだけでした。ベゼルの滑り止めのギザギザは使いやすさの向上に貢献してるのかな? とはいえMRW-200HJ-1BJHのベゼルも慣れればそれなりにちゃんと回せるんですけどね。
インデックスについては人それぞれの好み次第ですかね。
ちなみに自分はMRW-200HJ-1BJHも愛用してました。オリエントのマコを買ってからは、お役目御免となってしまいましたが。
月野 星也
が
しました
仰る通り腕時計は機能としての面だけ見れば、高くとも安くとも機能は同じ且つ安いクオーツや電波時計の方が圧倒的に高性能ですよね。
ここ最近はスイス高級時計の不調が言われていますが、景気が悪くなりつつあり不安定な環境下だと、資産性の側面から安定しているブランドのみ勝ち残り、他はさらに苦しくなるでしょう。
とにかくコロナ禍でモノ不足・お金余りだった時の売れ行きに増長して、ブランド価値も資産性も大したことがないのに意味不明な値上げを繰り返した事のツケが返って来たのだと思います。
私も時計好きながら原資に限りがあるので、趣味としては自重しつつあるのですが、クオーツのGSとか機械式高級ブランドでもカレンダー無し3針ベースモデルとか、コストをかけた細部の作り込みの良さを感じられながら、コスパの良いモデルや古いながら耐久性実用性に優れた隠れた名品を物色したりしております。
時計に対して、本来の目的である時刻を計測する機能より、ヒストリーとか外装の作り込み、ムーブメントの美観などに価値観を見出しているあたり、私はまだ月野星也さんの様な達観した境地は遠い様です。
腕時計趣味はクルマ趣味と並んで自己満足の最たるものと認識していますが、やっぱり気に入った時計を身に着けると気分も上がって仕事のやる気も出るので、まだまだ青いなと我ながら思います(笑)
またそのうち、私の腕時計紹介に投稿させて頂きますね。
月野 星也
が
しました
どこか「ちゃんとした大人」のコスプレが完成したような安心感があります。
とはいえ、これも昭和的価値観の呪縛なのかもしれませんね(笑)。
記事で紹介されていたカシオのダイバーズ風モデルは、グリーンサブマリーナとは
価格帯こそ大きく離れていますが、これまでの記事で語られてきた月野さんの
腕時計観の変遷を踏まえると、むしろ納得の選択だと感じました。
デイデイト仕様というのも、実用派としてはポイントが高いですよね。
スマホで時刻はすぐ分かるのに、腕時計で確認した瞬間だけ得られる
あの小さな安心。あれこそ、最も根深い“呪縛”なのかもしれません(笑)。
月野 星也
が
しました