パガーニデザイン PD1644
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安いところでは数千円で買うことのできるMovement Japan Cased Cinaの腕時計である。
この腕時計のムーブメントはSEIKOのVK63でメカクオーツと呼ばれるもの。クオーツ時計であるが、機械式モジュールを搭載し、クロノグラフの針は機械式のようにスイーブ運針する。また、リセットボタンを押すとカチッと瞬時に帰零する。これは機械式と同じリセットハンマーにより制御されているためである。
機械式のクロノグラフの動きは楽しいものであるが、概して価格が高く維持するのが面倒な点もある。実用時計としては安価で機械式の動きが楽しめるメカクオーツを選ぶのもいいと思う。趣味性が高く、何より精度が高いことは時計として重要な要素である。
VK63は月差±20秒の仕様であるが、PD1644を入手した時に時刻を合わせ、2ケ月経って3秒進んでいたので、月差+1.5秒と高精度で稼働している。
因みに、SBTH007のCal.6N53やVK63は石数0個なので耐久性は未知数である。
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VK63はST63の外販用ムーブメントで、電池はSR936SW/394になる。電池寿命は3年とされていて、これは1日にクロノグラフを60分使用する想定での寿命である。クロノグラフを全く使わなければ電池寿命が少し伸びるであろう。
VK63の電池交換経験はないが、クロノグラフなので電池交換した際は、回路ブロックのAC端子(上の画像左上)と電池部等+側をピンセットで触れてショートさせる必要があると思う。
ACはALL CLEARの略。
シュートさせる方法が不安な場合は、リューズを2段引きて下のボタンを2秒押してからリューズを戻すとリセットされると思う。どちらの方法もリセットが成功していれば、スモールセコンドの秒針が10秒間2秒送りになるはずである。

パガーニデザイン はサファイアクリスタルやセラミックが使われ、ケースやブレスレットも上質なことから個人的には大変気に入っている。しかし、デイトナタイプのメカクオーツが欲しくても、中華時計に抵抗がある人はセイコーの製品(下の2機種)がある。

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デイトナ風のカッコいいデザインである。価格は安いショップで2万5千円弱。
ムーブメントは8T63でVK63(ST63)の上位に当たり月差は±15秒である。ただ、VK63の±20秒であっても十分以上の高精度であり、その差は誤差レベルで変わらない。現に自分のVK63が月差+1.5秒で稼働しているので、この仕様の月差は意味がないかなと思う。
風防はサファイアではなくハードレックスで、石数はVK63と同じ0個。
セイコーブランドとは言え、PDと同じCASED IN CINA(中国組立)である。

もう少し良い時計が欲しければ下のSBTR055があるが、価格は安いショップでも5万円弱と値が張る。
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デザインはクラシカルで風防がボックス型に膨らんでいるのが魅力の時計。ムーブメントは8T63で石数は0個、残念な点は防水が5気圧、風防もハードレックスであること。これもCASED IN CINAになる。
石数については昔は最低でも2個はあったのだが、近年は樹脂製の歯車が使われるようになったことで0個の物が多い。参考までに、セイコーの定価14万3千円以上するプロスペックスSBDL121等も0個である。