Lenovoになる前のIBM時代からThinkPadをこよなく愛し続け、今までに使ったThinkPadは42台に上る。

この数年はThinkPad T530の2台をメインマシンとして使っている。
T540以降はテンキーが付いてセンターがずれるのが嫌で、未だに2012年と2013年製のT530を使っているが、クアッドコアのi7にSSDのストレージでメモリを12Gと16Gにしているので、Windows11を快適に動かせている。
今回、3代目のノートPCとして少し新しい、と言っても2017年製(8年前)のT470sを購入した。
T5XXシリーズはテンキー付きになったが、T4XXシリーズはアイソレーションタイプなのが良い。
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ThinkPad T470s
CPU 第7世代 Core i7 7600U   2.8GHz(ターボブースト3.9GHz)キャッシュ4MB
メモリ 24GB
SSD NVMe 512GB
液晶 フルHD IPS
OS Windows11

より古いT530の4コアに対し2コアであるが、最大クロック周波数が3.9GHzは自分が所有したPCでは最も高く、円周率104万桁の処理速度がT530の12秒から10秒と速くなった。
パイ
ノートPCを使い始めた頃、当時は比較的高性能だったPentium4-2.0では、104万行を計算するのに1分36秒もかかっていたので、隔世の感がある。

T530はSATA接続のSSDであったが、T470SはNVMe接続になったので、データ転送速度が圧倒的に速くなっていると思われる。しかし、T530は4世代古くても4コア、キャッシュ6MBのCore i7 3632QMなので、ベンチマークはT470sより28.3%上回っている。
T530は第3世代でT470sは第7世代、第5世代以降はCPUが半田付けになって換装できなくなった。
メモリはT530のDDR3からDDR4に進化し転送速度がアップしている。
T530とT470sを使用して体感差はないが、液晶はIPSのT470sのほうが自然な発色で良い感じである。
その他にT530にはなかったUSB type-CとHDMI端子、LTEが付いて便利になった。

Wi-Fiスピードテスト
T530
123456
T470s
g
1Fにルーターがあり使用場所は3Fという環境で、T470sはかなり速くなっている。実際30~50Mbもあれば十分で、T530の100Mb出れば十分以上であるが速いのに越したことはない。

Core i7 7600U は現代のCPUに比べたら2コアの低性能で、できれば4コアは欲しいところだ。しかし、入手価格は新品価格の10分の1以下で、ゲームとかしないし最新のPCを知らない小生にとっては、この時代の古いPCでも文句なしの高性能でコスパ抜群である。

T530は12年も前の第3世代であるが、メモリの増設とストレージをSSDにすることで、Windows11もサクサク動くし動画のエンコードもストレスなくできている。まだまだ末永く現役で使えそうだ。長く使える重要な要素として、液晶のバックライトが2010年前後に蛍光管からLEDに変わったことが大きい。昔の液晶パネルは数年で暗くなっていたがLEDは光量が落ちない。今回記事にした第7世代になると、ストレージがNVMeになったことで、自分が使う範疇では最新のPCと大差ない。ただ、旧いPCを買う場合、PCを弄れない人はTPM2.0の問題から第8世代以降のPCにすべきである。CPUの性能も第8世代からかなり上がっている。