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11月に発売されたばかりのSBTHには5色ある。
定価は30,800円で市場価格は2割引きの24,640円。予約時点では価格が統一されていたが、現在は一部のお店で22,000円で売られている。一番人気のSBTH007は殆どのお店で入荷待ちになっている。他の色は十分な流通量があるようで24,640円で買えるが、別注モデルのSBTH015は現在では、値引きなしの定価でしか買えなくなっている。

昭和然としたセイコーらしいトラディショナルなデザインと、近年では珍しいデイデイト機能、そして手ごろな価格が人気の理由であろう。この価格帯であるにもかかわらず細部にも拘りを持って作られており、時計通をも唸らせる名機だと思う。

唯一の欠点は価格を抑えるためにCASED IN CHINAになったこと。これは物自体は日本製で高品質であるが、組み立てに関しては中国品質ということになる。その結果として、70%程度の個体で針とマーカーが合致していない不具合があり、発売前に小生が過去記事で予想したとおりになっている。セイコーは入門機として作ったのだろうが、時計通の人が多く買うことになったため、針の指示誤差のクレームの多さは想定していなかったことだろう。

針ズレについては下の過去記事に書いている。

 
大方の中国下請け工場では、秒針をミニッツマーカーとピタリと合わせることなど考慮せずに組み立てていて、これはアメリカ等でも同じである。70%の確率は±0秒、±0.1秒は看過できるとして、±0.2秒以上のズレは大半の人が気になると考えたことから出した値で、即ち、±0.2~±0.8秒の10分の7で70%が取付不良と想定した。今回、自分は運よく完全に一致する個体に当たったが、その確率は10分の1になる。
ネット購入の場合は運次第で、小生も過去は他のセイコーの時計で0.4秒のズレがある個体が届き、直ぐに手放した経験がある。腕時計に関心のない人は気にならないかもしれないが、ここを読んでいるような人なら、ステップ運針のズレは気になると思う。
この欠点を避けるためには、実店舗で現物を見てズレの無い個体を探すしかないだろう。勿論、ズレている個体も不良品ではないので、秒針を組み直せばピタリと合うようになる。因みに組付け不良とは別にバックラッシュで多少ズレが発生しることがあり、その場合は60秒間中の10~15秒程度の部分的ズレになることが多い。また、本来の針ズレの意は短針と秒針が一致しない不良品のことを言う。

シチズン アテッサ ATD53-2981 とセイコー セレクションSシリーズ STBH007。
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所有する中で一番のお気に入り時計はGSのSBGR261であるが、実用では殆どの日でこの2本のどちらかを使っている。デザインや着用感がいいのもあるが、気に入っている大きな理由は、共にディスク式デイデイトであること。漢字表記の曜日付の腕時計は便利で、今後も基幹時計として使うことになるだろう。
写真で伝わるか分からないが、シャンパンゴールドの SBTH007 は恰も高級機のように見える。自分の感性では傾斜が少ないベゼル(風防縁)の形状が好きである。価格が安いことからコスパ的満足度も高く、自分の身の丈に合った理想の腕時計を入手できたので、今後はこの後継機でも出ない限り腕時計を買わずに済みそうだ。
SBTHが気に入ったので、違う色(SBTH011かSBTH015)も買おうかと思っていたが、例の針ズレに遭う可能性が高いので躊躇するところだ。セイコーが初期ロットで針ズレのクレームの多さに対応し、改良品が出回るようになれば嬉しいが、期待薄であろう。