中古のクラウンを購入してちょうど1年になる。ほぼ毎日乗っているが、トラブルは皆無で、壊れそうな気配さえないのは流石トヨタだなと思う。それまで6台のドイツ車を乗り継いできて、修理を楽しんでいた面もあるが、日本車は壊れないので予防整備をすることにした。
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今回はステアリングが上下と前後に電動で動く部分のメンテナンス行った。
クラウンは乗降し易くするためにエンジンを切るとハンドルが自動で最上部、最前方に移動し、エンジンをかけると設定した位置にリターンしてくるオートチルトアウェイ&リターン機能が付いている。これは健常者や普通の体形の人には過剰な装備と思うが、ディーラーに行かなければOFFにできない。
出発到着時だけでなく、途中でどこかに寄るなどしてエンジンを切ったり入れたりする度に稼働するので、経年でかなり酷使していることになる。ざっと計算して1年で少なくとも2千回は動いていると思う。このクラウンも夏場に1度だけ稼働時にキュキュと異音がしたことがある。その後は異音が発生していないが、グリスが切れると摩耗したりモーターに負担がかかる可能性があるため、転ばぬ先の杖でグリスアップすることにした。
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使うグリスはバイク用品の万能グリスで、勿論、自動車にも使える名前のとおりの万能な製品。
CRC5-56は一時的にしか効果がないので、ジェルタイプのグリスを使う必要がある。
価格は数百円で、使う量は20円分位だと思う。
因みに、万能グリスは金属部品同士の潤滑に使うものであり、プラスティックやゴムにはシリコングリスを使う。万能と言っても皮膚や粘膜の潤滑にも使ってはいけない(笑)。

作業手順
1.ステアリングを右に回すとコラムカバーにネジが見えてくるので+のドライバーで外す。
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2.ステアリングを左に回すと同じくネジがあるので外す。
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3.外すネジは3本で、最後にコラムカバー下部右寄りのネジを外す。
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4.コラムカバーは上下が分割でき、指で押すなりして下半分を取り外す。パーツの精度が高く作業し始めは分割できない一体型に見えたので、ステアリングと各レバーを外す必要があると勘違いしかけた。
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この作業をしていて気が付いたことがあり、それはステアリングを下げるとメーターの下とステアリングコラム上部の間に隙間ができるが、隙間の奥に幕のようなカバーがあって密閉されていた。目に見えない部分にコストをかけている作りの良さには感心した。

下の写真、助手席に置かれているのは外したコラムカバー下部。
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カバーを外すと下のように内部が見えてくる。
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この状態でボタンを押して上下前後に動かしてみれば、それぞれの可動部を確認できる。

5.下の写真で太いネジ山のあるシャフトが上下に動く箇所で、ここをウェットティッシュで綺麗に拭いてから、万能グリスを塗り込む。その際にスイッチで動かしながら作業すると全体にグリスが馴染む。
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下の写真が前後に動くシャフトで同じようにグリスアップし、動かしながら馴染ませてから余ってはみ出たグリスをふき取って、コラムカバーを装着すれば作業完了。
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他の型のクラウンも同じ構造で、車種が異なっても作業に違いはないと思う。
手動のチルト&テレスコピック機能だけであれば、グリスが切れることがないのでメンテナンスの必要はない。オートチルトアウェイ&リターンが付いた車は、数年に1回はグリスアップしておいたほうが良いだろう。