【父親が乗っていた車】
小生が子供の頃、父親は好んでトヨタ クレスタに乗っていた
昔のCMはセンスいいね。
George Winston の曲が素敵で、ハイイロオオカミもカッコいい。
「狼は走らない、男は狩りをしない・・・」とはスカイラインを意識したものと言われているが、哲学的であり、心象風景を映像と言葉と音楽で見事に表現している素敵なCMだと思う。
Szakcsi のピアノ曲に合わせて、クレスタが威風堂々と姿を現す。クレスタに乗ると渋くて素敵な大人になれそうな気にさせられる。この俳優さんは実生活でもクレスタに乗っていたそうだ。
この時代のセダンはA&Cピラーの傾斜が少なく、ボンネットとトランク部が長いので大きく立派に見える。
【素敵なCM】
昔のCMはカッコいい。
与謝野晶子の詩の本旨と違うかなとも思ったが、よく考えたらRX-7に合っている。BGMも Vangelis のオーケストラ版がよく合っていて、走る車の躍動感を完璧なまでに表現できているカメラワークとカッティングが実に素晴らしい。
近年は心象風景を車に具現化するようなCMが無くなったが、この時代は車にロマンがあったからだろうね。
【好きな車】
自分が一番好きな車のタイプは小型スポーツカーで、トヨタ、ダイハツ、スズキが1.0Lクラスのミッドシップカーを共同開発?というニュースがあり、下が想像図で実に好みのデザイン。

丸形のテールランプならベタ惚れするだろう。マツダが作ってくれれば尚良い。
実用性がないのでセカンドカーになるだろうが、このようなデザインで発売されたら欲しいな。
【近頃のセダン】
セダンは衝突安全性、乗り心地、実用性、操縦性が高い次元でバランスされている。しかし、道路の景色はクレスタの時代と一変し、軽自動車、SUV、ミニバンばかりで、FRのセダンは高級車だけになり激減した。
父親が乗っていたクレスタと自分が乗っているクラウンの比較(ほぼ実車のサイズ差に合わせている)。

クラウンはスマートな印象があったが、更にスマートなクレスタと比べると肉厚で随分丸く見える。クレスタの頃のセダンは直線基調の肉薄で、ボンネットが長く見え、Cピラーが大きく傾斜していないのでトランク上部が長い。クレスタは直列6気筒エンジンを縦置きで積む必要からボンネットが長くなる。トランク部も長いので、単体で見るとボディが大きな車に見える。一方、外見上は伸びやかだが、室内は前後のガラスが迫り狭く感じるだろう。現代の車にこういうデザインを採用する合理性はなくなった。
因みに、クラウンのトランク上部は短くデザインされているが、アンダー部を見ると長い。トランク容量を確保したり衝突安全のためでもあるが、FR車のリアが長いことには意味があり、それについては後述する。
下は、現行型メルセデスAクラスセダンで、近年のセダンはこのようなデザインが多くなっている。
最近のセダンはクレスタの頃と違ってトランクを短くデザインするのが普通になっている。クレスタは現代の感覚ではトランクが長すぎると思うが、FR車の場合は後輪を滑りにくくするため、リアオーバーハングを長くして後輪に荷重をかけるのは物理的に正しいデザインである。一方、FF車はその必要がないので、FFになったAクラスのようにリアオーバーハングを短くしても問題はない。しかし、ここまで短いと尻すぼみでバランスが悪くセダンならではの優雅さに欠ける。Aクラスに限らず、最近のメルセデスのセダンはサイドウインドウ後ろが下がり気味なのと、グラマラスでないお尻がカッコ悪くて好みではなくなった。

クレスタを見ると、日本の道路にジャストサイズな5ナンバーでも風格ある車が作れていたんだなと感心する。最近の車は安全性もあるのだろうが、中国市場重視で車幅が広くなり過ぎている。広い車幅はカッコいいが、日本の道路や駐車場は軽自動車や5ナンバーの車に丁度良い。


小生が横置きエンジンのFFを嫌う理由は色々あるが、一番の理由はトルクステアである。近年のFFは技術の進歩でマシになっているが、高速道で轍にハンドルを取られるような感じになるトルクステアがあると、ヒヤリとして本当に疲れる。FFのホンダ車からドイツ車に乗るようになってから運転が楽になった。当初ドイツ車の足回りが良いからだと勘違いしていたが、トルクステアが全くないFRだったからである。
下はクレスタと同時代のメルセデスで、上のAクラスに近い小さいサイズの190e。

フロントオーバーハングが短くリアが長い理想的なセダンのシルエット。しかし、このメルセデスは身長が175cm未満の人は大丈夫と思うが、自分は頭が天井に届いて後部座席には乗れなかった。
上のAクラスはホイールベースを長くし、Cピラーを後退させることで頭上空間は確保されている。
メーカーは日本のユーザーを尊び、昔のように5ナンバーで高級車を作ってほしいものだ。
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