高野辰之作詞の紅葉、春が来た、春の小川、故郷、朧月夜などを聞くと、明治から大正、昭和初期にかけての日本語は美しいなと切に思わされる。
美しい和語で出来た唱歌を、小さい頃は意味も分からず謳っていたが、豊かな感性を涵養する効果もあったのではないだろうか。言葉は時代と共に変化していくものだが、唱歌が音楽の教科書から消えていくことに象徴されるように、豊かな言葉、日本語の美しい表現が失われていくのは残念な気もする。