ORIENT RN-AC0001S はフェイスが美しくて、暫し眺めていたくなる逸品である。

新品なので機械が馴染んできたら変わるかもしれないが、日差は進む方向で安定しており、現時点で日中着用の夜平置きで+8秒程度、姿勢差を利用し夜間の置き方を工夫すると+5秒以内で稼働している。
Cal. F6724は精度は高く、調整することで日差3秒以内で動かすこともできるが、仕様の日差+25秒〜-15秒の間で動いていれば気にしなくていいだろう。
参考までに、夜間等未使用時の置き方により、文字盤上で僅かに進み、文字盤下で大きく進み、3時・9時上で少し遅れ、6時上で少し進み、12時上で大きく遅れる傾向があるようだ。
観音開き(両開き)のバックルは、下の写真のように腕に接する部分の形状により着け心地が良くなる。

ただ、観音開きは着脱に2ステップを要する。それは良いとして、欠点はサイズの微調整ができないこと。
コマ単位でしか調整できないので、ピッタリ決まることもあれば、きついかゆるいかのどちらかになることがある。小生の腕周りは17cm強で、4コマ外してきつくなり3コマ外しにしたらゆるくなってしまう。仕方ないのでバックル先端部の半コマを外して普通のコマに交換した(3コマ半外し)。観音開き式バックルは強度が高いとは言えないので、あまりきつく調整しないほうがいい。

裏蓋がスケルトンのガラスであるため滑りにくく、少し緩めでも腕に吸い付くように馴染む。iPhone8のケースがガラスになった時、それまでのケースと違って滑らなくなったのと同じ感覚である。滑りにくいガラスと腕に密着する観音開きのバックルで腕の上下が安定するため、若干ゆるめの調整でも最高の着け心地になった。
家に帰ったら即腕時計は外すのが常だが、この時計は家で着けたままでも気にならない。観音開きは着け心地が良い利点があり、所有する中ではデイトナに次ぐ着け心地である。
弓カンは無垢ではないが、ベルトは無垢で質感も価格を考えると上々で不満はない。安い時計でベルトがチープとレビューする人が多いが、価格を考慮すれば的を得ていない意見であろう。
バックル部の半コマは接合部が直線なのだが、普通のコマは凹になっているので、下の写真のように隙間ができて見栄えは少々悪くなった。
バックル用に作られた半コマでは隙間がなく、装着するとバックル部分がベルトと同化する。


ベルトの微調整がないのとコマに傷が付くのが欠点で、気になる人は革ベルトに交換すれば良いだろう。
小生はどちらかというとメタルブレスが好きなのと、ブレスと本体の重さのバランスがとても良く、着け心地が極めて良いのでメタルのまま使うことにした。
因みに3コマ半抜いて重量は113.5gになり、メタルブレスの機械式としては軽いほうである。

リューズにはオリエントの獅子のマークの刻印がある。クラシカルデザインの時計のリューズ形状が一般的なものだと殺風景になり違和感を覚えるが、デザイナーは洒落た形状のリューズを持たせている。また、その操作性は抜群にいい。

文字盤の色は写真では単純に白色に見えるが、実物は僅かにシルバーに近いシャンパン色を感じさせるアイボリーに近いオフホワイトである。セイコーのホーローダイアルを以前所有していたが、それより高級感のある美しいダイアルが与えられている。

小生の場合は既に時遅しであるが、腕時計はバンビーノのようなドレス系とカマスのようなスポーツ系の機械式を2本、そしてシチズン等のソーラー電波式クォーツの計3本の所有にすれば良かった、と思う。

コメント