RN-AA0808E カマスグリーン
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色・デザイン・機能・価格の面から、非常に満足度の高い腕時計で、搭載しているムーブメントのCal.F6922も驚くほど精度が高い。

日差が+10秒程で安定していたので、+-0秒前後で安定させることも可能と考え、先日緩急針を動かして調整してみた。日差の確認を数日間行った結果は以下のとおり。
24時間の内、15~16時間着用し、8~9時間平置きした時の数値。
1日目 0秒   (前日から+-0秒)
2日目 +0.3秒(前日から+0.3秒)
3日目 +0.2秒(前日から-0.1秒)
4日目 0秒    (前日から-0.2秒)
5日目 +0.1秒(前日から+0.1秒)
5日間の平均日差は約+0.1秒とクォーツ並みの精度、これは日々の正しい時間との差であり、日差0.3秒以内でプラスになったりマイナスになったりしながら0秒前後を保っている。一か月以上の長期間では、進むなら進み続け、遅れるなら遅れ続けるクォーツに比べ、プラスとマイナスの相殺がある機械式のほうが、このように正しい時間を維持できることもある。安価な6振動の機械式が電波式のような精度で稼働するのには驚くばかりである。理論的には8振動のほうが精度が高いが、調整が適切に成されれば6振動でも十分で、例えばセイコーの6Rと4Rでも精度に変わりはない。ロービートのほうがパーツの摩耗が少ないので耐久性に勝ることから、6振動で精度が良好なら最強と言える。
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上はCal.F6922で、心臓部に相当するテンプはリューズの反対側の9時位置にある。

姿勢差は平置き8時間で約+1秒、リューズ下8時間で約+0.5秒、リューズ上8時間で約-0.3秒、12時上8時間で約-0.1秒という傾向にある。これは日差がほぼ0秒の個体の数値で、元の日差が大きいと数値は大きくなる。
着用時はどうかというと、巻き上げ量や姿勢で変わるだろうが、自分の場合は15~16時間着用で+-0秒の時もあれば、-1秒弱になることもあった。着用時は+-0秒でぴったりか僅かに遅れる傾向で、夜に数時間平置きすると少し進むので、結果として日差が+-0秒前後で推移している。同じ時計を一週間を超えて着用することはないので実証できないが、この調子で使うと一ヶ月経っても+-0秒前後を維持できる可能性もありそうだ。
偶々であるが、理想的というか完璧な調整ができたかもしれない。

下は「調速機」である「テンプ」の図。

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因みに、機械式時計の「チチチ・・・」という音が好きという人が多いが(カマスは防水が強力で密封度が高いので音が聞こえない)、この音はアンクルの爪がガンギ車の歯を受け止めたり外したりする時の音。

今回は調整により極めて精度が高くなった例の話をしたが、機械式でクォーツのような精度を求める必要はなく、例えば、カマスのカタログデータは-15秒~+25秒なので、その範囲内であれば気にする必要はないだろう。